和歌山県紀の川市に戦国ファンにおすすめの日本酒があります。それが山田錦 純米大吟醸雑賀です。
この日本酒がなぜ戦国ファンにおすすめかというと、理由が2つあります。
まず理由のひとつが戦国時代、織田信長や羽柴秀吉(豊臣秀吉)らを散々、苦しめた鉄砲集団である・雑賀衆(さいかしゅう)の子孫達が作っている日本酒ということ。
そしてオススメの理由2つめが、とんでもなく美味しい日本酒だからです。
ちなみに日本酒と日本の四季の行事に詳しい漫画・咲良の居酒屋歳時奇(永久保貴一著)でも、魚に合う日本酒として紹介されています。
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傭兵集団・雑賀衆
紀伊・和歌山といえば、江戸時代には徳川御三家のひとつ、紀州藩が置かれた場所なので、徳川幕府では重要な地というイメージがあります。でも?それ以前の戦国時代には、非常に戦闘能力が高い鉄砲集団がいました。それが雑賀(さいか)衆です。
彼らは当時の最新兵器である鉄砲(火縄銃)を巧みに使用し、自分達をより高評価してくれる依頼主(クライアント)に付いて合戦に参加していました。
だから昨日の友は今日の敵!みたいな感じで、その都度、自分達の立ち位置を変えていた組織なんですね。つまりある意味、自由人。
だから当時、天下に覇権を広めていた織田信長や、天下統一を目指す豊臣秀吉(羽柴秀吉)らとも、敵対したことがあり、場合によっては火縄銃で散々苦しめたことでその名が一気に広まったのです。
特にその雑賀衆の中心人物である、雑賀孫市(鈴木孫市)?はカリスマ性がある武士で、鉄砲の達人として今日まで語り継がれているくらいです。
さて日本酒は?
今回楽しむのは、株式会社 九重雑賀が販売する、山田錦 純米大吟醸 雑賀。
織田信長、豊臣秀吉を散々苦しめた鉄砲集団の子孫たちが作る大吟醸です。
スペックはこの通り。
精米歩合を見てみると、酵母米、こうじ米、かけ米が使われていますが、50%以下になっているので大吟醸。
そして原材料も米、米こうじなので純米。つまりこれで純米大吟醸ですね。
私の感想と失敗
そして試飲、というか、実際に飲んでみました。
私の感想を率直に言うと、まず口に含んだ時の第一印象は、口の中に吟醸香が広がっていくということ。つまり香りが強く、ワイングラスで飲んだほうがお勧めの日本酒です。
個人的には、米と米こうじでこれだけの香りを醸し出す事ができるのか?というくらい、豊かな香りに包まれました。香料とか入っていませんからね。
あとひとつ、飲んでいる最中に思った感想は、今回720mlを買ったので後悔したということ。
なぜかというと、吟醸香が強い日本酒は、空気に触れると香りが変化するんです。つまり開封した当日と次の日には、若干ですが違った日本酒の味わいを楽しむことができるといこと。
今回、実はそこまで期待していなかったという事と、送料の兼ね合いを考えて720mlを買ってしまいました。
でも1日(1晩)でスイスイ呑んでしまい、次の日には残っていませんでした。
良い日本酒は封を開けてから空気に触れると、また味わいも変わりますので、一升瓶(1800ml)で買うのがお勧めです。
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